「早起きは三文の徳」
子どもの頃から耳にしてきたことわざですが、正直に言うと長いあいだピンときていませんでした。三文っていくら?徳って何?眠いのをガマンして起きるより、もう少し布団にいた方が幸せじゃない?
そんな私が、ちょっとずつ早起きを意識するようになりました。きっかけは特別な出来事じゃなくて、「なんだか一日が慌ただしいなあ」と思ったから。せめて朝くらいはゆっくりしたいな、と。
今日はそんな私の「早起きとことわざ」をめぐる体験談を、日記のように書いてみようと思います。
ことわざの「早起きは三文の徳」って?
まずはおさらい。
このことわざの意味は「早起きするとちょっと得をする」というもの。三文は江戸時代のお金で、今にすると百円くらい。つまり大金ではないけれど、積み重なると大きな違いになるよ、という教えです。
要は「少しの得でも大事にしよう」ということなんでしょうね。
世界のことわざも同じことを言っている
面白いのは、日本だけじゃなく世界中に「早起きは良い」ということわざが残っていること。
- 英語の「The early bird catches the worm.」
- ドイツ語の「Morgenstunde hat Gold im Munde.」
- 中国語の「一日之計在於晨」
どの国の人も「朝をうまく使うと得をするよ」と伝えてきたんだなと思うと、なんだか共感します。
私の小さな「三文の徳」体験
ある朝、ふといつもより30分早く目が覚めました。二度寝しようか迷ったけれど、窓を開けたら空がきれいで、そのまま起きてみることに。
コーヒーをゆっくり淹れて、まだ誰も起きていない静かなリビングで本を読む。外からは鳥の声。時計を見ると、まだ7時前。普段なら慌てて支度している時間に「のんびりした時間」を味わえたんです。
その日は一日中、心に余裕がありました。たった30分早く起きただけなのに、気持ちの持ちようが全然違う。
「あ、これが三文の徳ってことなのかもしれないな」って思った瞬間でした。
科学的にも「早起きはいいらしい」
調べてみると、早起きのメリットはちゃんと研究でも裏付けがあるそうです。
- 朝日を浴びると体内時計が整う
- 脳がクリアだから集中しやすい
- 朝の余裕がストレスを減らす
昔の人の感覚が、今の科学とつながっているのも面白いですね。
でも「無理な早起き」は逆効果
ここで大事なのは、「無理して早起きする必要はない」ということ。
私も最初は「5時起きに挑戦!」なんて意気込んだことがありましたが、三日坊主で終わりました。眠くて日中ぼんやりしてしまうし、むしろ損した気分に。
今は「15分だけ早く起きる」くらいでちょうどいいです。そのくらいの小さな工夫のほうが続けやすいし、三文の徳もちゃんと感じられる気がします。
まとめ ― あなたにとっての三文の徳は?
「早起きは三文の徳」ということわざは、大きな成功を約束する魔法の言葉ではありません。でも、ちょっとした余裕や小さな発見をくれる言葉だと思います。
私にとっては、朝の静けさやコーヒーの香り、通勤路で見かけた花が「三文の徳」でした。
あなたにとっては何でしょうか?
ほんの少し早起きして、探してみるのも楽しいかもしれません。
コメント