“めんどくさい”が本音!でもできたら変わる、早起き習慣のリアル対話ガイド
早起きと“めんどくさい”のリアル
あなた:「ああ、また明日も早起きしなきゃ、でも正直めんどくさいなぁ…」
わたし:「わかります、その“めんどくさい”感。朝起きるのが苦手な人ほど、『早起き=イヤなこと』になってしまってること、多いですよね。」
たとえば平日の朝。アラームが鳴る。布団の暖かさが心地よくて、まぶたが重くて、気が付けば二度寝してしまっていた――そんな経験、ありませんか?
“早起き”という言葉だけで、なんだかプレッシャーを感じてしまう。ましてや、「朝5時に起きて勉強・運動・自己投資!」なんて理想像が浮かぶと、それだけで「無理無理!」となる人も多いはずです。
「早起きしたら人生が変わる」「朝活は成功者の習慣」…そんな情報が溢れる中で、私たちはいつの間にか“早起きしなければいけない”という義務感を背負ってしまっています。
でも実際のところ、「めんどくさい」と感じるのはごく自然なこと。今回はその気持ちを否定せずに、“めんどくさい”の中からでもできる早起き習慣を一緒に見つけていきましょう。
なぜ「早起き=めんどくさい」と感じるのか
あなた:「だって夜遅くまでスマホ見ちゃうし、寝るのが遅くなると当然起きるの嫌になりますよね。」
わたし:「その通り。実は“めんどくさい”の正体は、眠気だけじゃなくて“理由のなさ”なんです。」
人は「やる理由」が弱いことを「めんどくさい」と感じます。
早起きも同じ。朝に何をしたいのか明確でないと、「なんで起きなきゃいけないの?」となって当然です。
さらに、「起きられなかったらどうしよう」「三日坊主になるかも」という不安も、“めんどくさい”を加速させます。
つまり、「早起き=めんどくさい」は“やりたくない自分”ではなく、“目的があいまいな自分”からくるものなんです。
朝起きられない自分に問いかけてみる
では少し立ち止まって、自分に問いかけてみましょう。
- 朝、何をしたいですか?
- どんな朝を迎えたいですか?
- 起きられなかった自分を、どう感じていますか?
「特にない」と思ったなら、それが“めんどくさい”の根っこです。
逆に「朝コーヒーを飲みたい」「静かな時間に読書したい」などの“ちょっとした欲”があると、起きる理由が生まれます。
この“理由”が、小さくても確かに自分を動かすエネルギーになります。
実践法:めんどくささを乗り越えるステップ
ここからは、「めんどくさいけどできた!」に変えていく実践ステップを紹介します。
ポイントは、完璧じゃなくてOK。小さく始めること。
ステップ1:起きる理由を“小さく”設定しよう
わたし:「“早起きしたら人生が変わる”じゃなくて、“朝にコーヒーを飲みたい”で十分です。」
あなた:「そんな小さな理由でいいんですか?」
わたし:「むしろそれがベストです。」
人は“大きな目標”よりも“小さな目的”のほうが続けやすい。
たとえば、
- 朝に好きな音楽を聴く
- 5分だけストレッチする
- 日光を浴びながら深呼吸する
こういった“小さな理由”が「起きる動機」になります。
大切なのは、「○○したいから起きる」という理由を“自分の言葉”で書き出すこと。
これがあるだけで、“布団の魔力”に少し勝てるようになります。
ステップ2:夜のルーティンを味方にする
あなた:「夜、ついスマホ見ちゃって寝るのが遅くなります。」
わたし:「それ、めんどくさい朝の最大原因です。」
夜の過ごし方が変われば、朝の気持ちが変わります。
おすすめの“夜ルール”は次の通りです。
- 就寝時間を固定する(22:30や23:00など)
- 寝る30分前にスマホを遠ざける
- 明日の朝やりたいことをイメージして寝る
たとえば、「明日の朝コーヒーを飲もう」と思いながら寝るだけで、脳が“起きる理由”を準備します。
夜の自分が“明日の朝の自分”を助けてあげる意識を持つと、自然と早起きしやすくなります。
ステップ3:朝の“ごほうび時間”を設ける
わたし:「朝起きても楽しいことがないと、人は起きたくありません。」
あなた:「確かに。起きた瞬間からタスク地獄です。」
だからこそ、「自分が楽しめる“ごほうび時間”」を用意しましょう。
- 朝日を浴びながら散歩
- 温かい紅茶を飲む
- 推しの音楽を聴く
- ノートに“今日やりたいこと”を書き出す
「ごほうび」があると、“めんどくさい”が少しだけ“楽しみ”に変わります。
ポイントは「義務」ではなく「自分がワクワクすること」にすることです。
ステップ4:失敗しても“次がある”意識に切り替える
あなた:「でも、起きられなかったら自己嫌悪になります。」
わたし:「そこで諦めないためのコツがあります。」
それは、“完璧を求めない”こと。
毎日5時起きが続かなくても大丈夫。早起きは「できた日を増やす」ゲームだと思ってください。
マイルールを決めましょう。
- 週3回起きられたら成功
- 起きられなかった日は“体のサイン”と捉える
- 「昨日より5分早く起きる」でもOK
早起きの本当の目的は「時間を味方につけること」。
一度つまずいても、それで終わりじゃありません。
“次がある”と思えるだけで、気持ちはぐっと軽くなります。
よくある落とし穴&めんどくさいに戻らない工夫
落とし穴1: 起きてすぐスマホを触る
→ 目覚めが浅くなり、やる気スイッチが入らない。
対策: まずカーテンを開けて朝日を浴びる。水を1杯飲む。
落とし穴2: 就寝時間がバラバラ
→ 睡眠リズムが崩れて、朝がしんどい。
対策: 寝る時間を一定に。週末も極端にずらさない。
落とし穴3: 朝やることが決まっていない
→ 起きても目的がなく「結局二度寝」。
対策: 前夜に“朝やることメモ”を1行書いて寝る。
落とし穴4: 完璧主義
→ 「1回でも失敗したら終わり」と感じて続かない。
対策: できなかった日も“データ”と捉える。習慣はグラデーション。
まとめ:めんどくさい自分も認めて、少しずつ変わろう
早起きは根性ではなく、環境と意識の整え方で決まります。
そして何より大事なのは、「めんどくさい」と感じる自分を責めないこと。
“めんどくさい”は、心が疲れているサインでもあり、今の生活リズムを見直すチャンスでもあります。
今日できる“0→1アクション”
- 明日の朝にしたいことを1つだけ決める
- 今夜は寝る30分前にスマホをオフにする
- 起きられなかった日も「次がある」と思う
これだけで、少しずつ朝との向き合い方が変わります。
継続へのヒントと励まし
「早起き=大変」ではなく、「早起き=自分を整える時間」。
この感覚を持てるようになると、めんどくささは自然と減ります。
早起きできた日はもちろん、できなかった日も自分を責めずに。
「昨日よりちょっと早く起きた」「今日は無理せず休んだ」——その積み重ねこそが“習慣”です。
あなたが「めんどくさい」と感じる朝も、未来の自分を作るチャンスです。
まずは明日、布団から1歩出てみましょう。
その一歩が、“早起きがちょっと楽しみになる自分”への始まりです。



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